
いま流行りのタブレット学習!
小学生から中学生まで様々な通信教育がタブレットを使用したプランを取り入れるなど、利用者も増えてきています。
しかし「実際、効果はあるの?」「どれくらい成績が上がるの?」「テキストとかの学習とどう違うの?」など疑問を持っている人もいますよね。
当サイトでは、中学生がタブレット学習することで本当に効果はあるのかを調査しました。
●この記事でわかること
- タブレット学習の効果
- タブレット学習のデメリット
- タブレット学習が効果的な中学生とは
- タブレット学習が身につかない場合の対処法
- タブレット学習の評判が良いおすすめ通信教育3選
タブレット学習に不安を感じている方、どこの通信教育を利用すればいいのかわからない方、ぜひ参考にしてみてください。
中学生のタブレット学習の効果
まずはタブレット学習に取り組むことで得られる効果からご紹介していきます。
- 効率的に学習できる
- 動画など紙のテキストではできない学習ができる
- 部活や遊びの時間と両立できる
- 高校受験の対策も可能
効率的に学習できる
タブレット学習は短時間で講座を終わらせることができ、かつ解説も動画で教えてくれるところが多いです。
そのためうまく使いこなせば効率的な学習ができます。
また場所を選ばないため、ちょっとした時間にタブレットで学習ができます。
わざわざ机に向かって勉強をする必要がなく、気軽に学習を進めていくことができるんです。
「自主的に学びたい」という子供にも、また勉強の楽しさを教えるツールとしてもタブレット学習は非常に役に立ちます。
動画やアニメーションなど紙のテキストではできない学習ができる

スマイルゼミの解説画面
タブレット学習の肝の一つは、やはり解説のわかりやすさです。
紙のテキストの解説は理解しづらいと感じる子供も多く、細かく文字で説明されてもわからない科目もあります。
タブレット学習では動画やアニメーションを駆使した解説をしてくれます。
「見る→聞く→解く→覚える」といったサイクルを作ることができるので、理解が早く成績が一気に上がる子供もいます。
部活や遊びの時間と両立できる
タブレット学習で効率よく学習をすることで、成績も上がりやすくなります。
自分で勉強するよりも、時間の節約にもなり、勉強以外のことにも時間を使えるようになります。
中学生にとっては、勉強だけでなく部活や遊びも大切です。
タブレット学習は楽しく学べる上、1講座あたりの時間が決まっているため、計画性を持って学習を進めることができます。
高校受験の対策も可能
通信教育では中学3年生になると高校受験用のコースが用意されています。
そこでタブレット学習を取り入れているところも多いです。
受験用の暗記ドリルなども入っており、1台持ち歩くだけですべての科目をいつでもどこでも学習することができます。
また受験期になると一番重要になってくるのが、時間の使い方。
従来の通信教育だと郵送で送り返したりするのは面倒ですよね。
タブレットを使えば、演習問題の回答をそのまま送信し添削してもらうことができます。
最近のタブレット学習はこうしたサポートも手厚くなっているんです。
タブレット学習のデメリット
タブレット学習にはたくさんのメリットがあります。
しかし一方で口コミにもあったように「続かない」というケースも存在します。
どうして続かないのか、それはタブレット学習ならではの3つのデメリットがあるからです。
- ながら学習をしてしまう
- 親の目を欺ける
- タブレットでゲームをやってしまう
ながら学習をしてしまう
タブレットはどこでも勉強ができ手軽な反面、ながら学習となってしまいます。
例えばテレビを見ているときでも片手にタブレットを持っていることで、「勉強しながらテレビを見ている」というような言い訳もできます。
この場合、勉強だけに集中しているわけではないので、よっぽど特殊な能力がない限りほとんど理解できていません。
これが続いてしまうとタブレット学習の効果は半減どころか、ほとんど意味がありません。
タブレット学習は一切机に向かわなくて良い訳ではありません。
解説がわかりやすく、またテキストではできない学習をするための方法。
この点だけは本人に理解してもらってから、タブレット学習を始めることをおすすめします。
親の目を欺ける
かなり物騒な言い方をしてしまっていますが、これは実際によくあること。
タブレット学習は間違えても先に進むことができます。
適当な答えを入力すれば答えと解説が出てくるものも多く、理解していなくても勉強を進めていることになってしまいます。
このシステムを利用して、勉強をしていることにしてしまう中学生も少なくないんです。
タブレットでゲームをやってしまう
学習用のタブレットでゲームをやってしまう中学生も少なくありません。
専用のタブレットを配布している通信教育もありますが、iPadなど家庭でも購入可能な端末でも教材に取り組むことができるところもあります。
後者の場合、ネットへ自由に接続できるため、アプリのゲームやLINEなどをしてしまう中学生もいます。
タブレットを持っていても勉強をしているのか、ゲームをしているのかわからず注意ができないため、サボっているのを見逃してしまうこともあります。
タブレット学習が効果が出やすい中学生とは
ある程度の学習意欲がある
タブレット学習に限らず学習というのは、向き不向きではなく、勉強に対する意識が問題です。
成績が上がりやすいのは、学習にある程度の意欲がある子供。
ただ最初から高いモチベーションを持っている必要はありません。
興味を持ってもらう目的であればタブレット学習は最適。
強制してやらせるようなことをしても、まったく効果は出ません。
塾にせよ、通信教育にせよ本人の意思を尊重してくださいね。
タブレット学習はもともと勉強が得意な子にも効果的!
タブレット学習はもともと勉強が得意な子にも効果があります。
自分のペースで学習を進めることができ、かつ丁寧な解説をしてくれるため予習にも最適。
また演習問題を解いていくことで、自分の苦手な分野がはっきりとわかります。
直接書き込んでしまう紙のテキストと異なり、何度も復習ができます。
また1度目にやった問題とは別のものを出題してくれる通信教育もあります。
タブレット学習が身につかない場合の対処法
「タブレット学習を始めたけれど、どうしても身につかない」という時には、下記のような対処法があります。
- 学習時間を決める
- 教材を変えてみる
学習時間や範囲を決める
まずは学習の時間を決めましょう。
通信教育によっては学習プランを提案してくれるところもあります。
しかし塾のように授業ではないため、基本は自主的に学習を進めていかなければなりません。
そうしたことが最初は苦手な子供もいます。
そのときは親が手助けをしてあげましょう。
「毎日1時間は集中して勉強する」「3講座は必ず終わらせる」など簡単な課題を与えてあげてください。
教材を変えてみる
通信教育の教材はサービスによってまったくテイストが異なります。
例えば有名なZ会は非常に高レベルな問題が出されるため、基礎をしっかり勉強しておかないと解説を読んでも理解できません。
一方でスマイルゼミは親しみやすいイラストとアニメーションで解説してくれますが、こういう形での勉強が嫌いな子供もいます。
続かないけれど子供が「何とかして勉強がしたい」という意欲があるのであれば、教材を変えることも一つの手段です。
タブレット学習の評判が良いおすすめ通信教育3選
タブレット学習は通信教育ごとにどこが異なるのか、わからない方も多いと思います。
このあとタブレットで学習できるおすすめの通信教育3つをご紹介します。
●ご紹介するのはこの3つ!
- Z会
- 進研ゼミ
- スマイルゼミ
この3つの通信教育の費用やレベルなどの特徴を一覧表にまとめました。
通信教育 | 進研ゼミ | Z会 | スマイルゼミ |
---|---|---|---|
レベル | 応用 | 基礎〜応用 | 基礎 |
定期テスト対策 | ◯ | ◎ | ◎ |
高校受験対策 | ◎ | ◯ | △ |
受講料 | ¥10,880〜¥14,960 | ¥5,600〜¥6,660 | ¥5,980 |
タブレット料金 | ¥35,800〜¥43,800(自宅のiPad使用可) | ¥14,800(半年以上の受講で無料) | ¥9,980 |
※受講料は中1〜3までの標準コース5教科の料金で算出
Z会
トップ校への豊富な進学実績を誇るZ会。
また中学受験の問題を研究し尽くされた教材は、問題の質もよく、レベルも高いです。
タブレットと紙を用いており、どちらもいいとこ取り。
基本的な解説や問題はタブレットで、回答や記述は紙で行います。
回答用紙を撮影して送信することで提出することができ、添削指導をしてもらうこともできます。
ただし基礎ができていない時点でのZ会はあまりおすすめできません。
このあとは基礎から学力の土台を築きたい方におすすめの通信教育をご紹介します。
進研ゼミ
誰もが一度は聞いたことがある進研ゼミ。
こちらの通信教育もタブレットと紙のハイブリッド学習が行えます。
進研ゼミの良いところは、定期テスト対策が充実している点。
定期テスト前には通常とは別に、対策用の教材が送られてきます。
さらに学科5科目だけでなく、実技を含めた9教科の対策が可能。
内申点の底上げができ、推薦での高校入学を狙うのであればおすすめです。
ただし難関高やトップ校の高校受験対策に関しては若干不十分な印象があります。
基礎的な学習が中心となっているので、さらに上を目指したいという場合には、Z会の方がいいですね。
スマイルゼミ
スマイルゼミはすべてをタブレットで学習を進めていきます。
かわいいイラストやアニメーションを中心とした解説が人気。
すこし子どもっぽすぎる部分もあるので、合う合わないはあります。
こちらも基礎学習が中心。
中1〜2の間にはじめておいて、中3になった際の入試に出される応用問題にも取り組みやすくなります。
「これまで家庭での学習が身につかなかった」「机に向かって勉強するのが苦手」といった中学生の定着率は高いです。
受験に関しては中堅高校レベル。
さらに上を目指したい時には進研ゼミやZ会に切り替えるのをおすすめします。
まとめ
中学生のタブレット学習の効果はわかっていただけたでしょうか。
改めてタブレット学習は中学生にどういった効果あるいはデメリットがあるのか、おさらいしていきます。
●タブレット学習の効果
- 効率的に学習できる
- 動画など紙のテキストではできない学習ができる
- 部活や遊びの時間と両立できる
- 高校受験の対策も可能
●タブレット学習のデメリット
- ながら学習をしてしまう
- 親の目を欺ける
- タブレットでゲームをやってしまう
基本的にはメリットの方が大きいです。
●タブレット学習の効果が高い3つの通信教育
- Z会
- 進研ゼミ
- スマイルゼミ
タブレット学習は最近になって確立された新しい学習方法です。
とはいえまったく勉強に興味がない子どもの場合、いくらタブレット学習であっても効果は薄れます。
始める前には様々な通信教育の資料を請求し、どういった特徴があるのかを調べてください。
加えて本人がどういうスタイルで勉強をしたいのか、またどこの高校に行きたいのかなどもしっかり聞いてあげましょう。
メニューや教材にはタイプがあるため合う合わないがはっきりしてきます。
できるだけ最適なタブレットでの学習を見つけるためにも、親と子どもがしっかりと話し合うことをおすすめします。