通信教育で勉強をする中学生

高校受験を控える中学3年間は、とても大事な時期。
塾や予備校も一つの手ですが、家庭でどれくらい学習できるのかも重要。

そこでおすすめしたいのが通信教育。
でもどこの通信教育がいいのか、実際続けられるのか、など悩んでいる人も多いですよね。

というわけで今回は中学生に人気の通信教育の口コミや評判を調査!
そこからわかったおすすめの通信教育をランキング形式でご紹介します。

具体的な内容は下記になります。

通信教育の選び方
おすすめの通信教育ランキング

さらに通信教育の選び方も細かくお伝えしていくので、ぜひ参考にしてください。

通信教育の選び方

まずは中学生の通信教育の選び方をご紹介。
たくさんのサービスの中から、自分に、あるいはお子さんに合ったものを探す際には以下のことに気をつけてみてください。

  1. 目的に合ったレベルのものを選ぶ
  2. 口コミや評判をしっかりと調べる
  3. サンプルやお試し体験をしてみる
  4. 教材以外のサポートがあるところを選ぶ

どういうことなのか、一つ一つ詳しく解説していきます。

1.目的に合ったレベルのものを選ぶ

まずは通信教育を受ける目的をはっきりさせましょう。

「高校受験のため」
「定期テスト対策のため」
「家での勉強の習慣を付けるため」
など色々あると思います。

通信教育には基礎的なレベルでわかりやすい教材を提供してくれるところ、有名・難関高を見据えた応用レベルの教材を提供してくれるところなど様々。
同じ通信教育のサービスでもコースによって教材やサポートの内容も大きく変わります。

勉強はとにかく問題をこなして時間をかければ、必ず成績は上がっていきます。
まずは背伸びなどせず、自分の目的に合った通信教育やコースを選ぶようにしましょう。

2.口コミや評判をしっかりと調べる

どんな有名な通信教育であっても、必ず口コミや評判は調べておきましょう。

「図解よりも文章の方が理解できる」
「説明が簡単すぎて逆によくわからない」
などどんなに評判が良くても、教材が肌に合わないという中学生もいます。

まずはどんな人が高く評価していて、どんな人が悪く評価しているのか、しっかりと見極め自分に合う通信教育を探して見てください。

3.サンプルやお試し体験をしてみる

多くの通信教育では、無料体験を実施しています。
実際に使う教材の一部を持ってきてくれて、問題に取り組むことができるので、実際に通信教育をはじめてからの学習がどのようになるのか、体感できます。

短期間ではありますが、教材だけでなく添削やタブレット学習など全てのサポートを受けられる体験を実施してくれるところも。

本格的にお金を払って始める前に、まずはこうした体験コースで試してみてから決めるようにしましょう。

4.教材以外のサポートがあるところを選ぶ

通信教育は単に教材を送ってきてくれるだけではありません。

添削やオンラインでの直接指導、またタブレットによる学習など様々。
また個人のレベルに合わせた効率的な学習プログラムを組んでくれるところも。

教材の質だけではなく、それ以外のサポート面にも注目し、あなたに合った通信教育を探してみてください。

中学生におすすめの通信教育ランキング

いよいよここからは通信教育ランキングをご紹介します。

通信教育は大手のものだけでも20個ほどあり、実際どれを選んだらいいかわかりませんよね。

中学生からの口コミ・評判と筆者の予備校講師としての経験を元に、5つの通信教育を厳選しました。

  • 進研ゼミ
  • Z会
  • スマイルゼミ
  • スタディサプリ
  • デキタス

それぞれ特徴や口コミ・評判を解説していきます。

1位 進研ゼミ

進研ゼミ中学講座

定期試験対策 ★★★★★
高校受験対策 ★★★★☆
月額の受講料 5,600〜6,600円

誰もが一度は聞いたことがある進研ゼミの中学講座。

進研ゼミはバランスが非常に良い通信教育です。
普段の家庭学習のサポートから高校受験まで、進研ゼミだけでカバーできます。

進研ゼミにはコースが二つあります。

  1. スタンダードコース
  2. ハイブリッドコース

スタンダードコースは、紙のテキストで行う学習方法です。
自分で学習計画を立てて、テキストをどんどん進めて行くことができます。
自立心が強く、勉強が好きな中学生向けですね。

一方でハイブリッドコースは、紙のテキストとタブレットを組み合わせて行う学習です。
授業の進み方やわからない、苦手なところは人それぞれ。
ハイブリッドコースは紙ではなくタブレットでの学習が中心になるため、そこでの成績や勉強の進み具合に合わせて学習プランを立ててくれます。

勉強だけでなく、部活などで忙しい中学生も多くいます。
それらの予定と自宅学習をできるだけ両立することもでき、勉強が苦手であっても続けやすいと評判となっています。

ただし難関高校の受験対策には不十分というデメリットがあります。
もちろん最難関挑戦コースなど、成績が良い人のための教材やプランも用意されています。
しかし基礎固めを中心に受験対策をしていくのが進研ゼミの特徴。

中堅私立であれば進研ゼミで十分ですが、癖のある問題を出してくる難関高校を目指す場合には過去問やあるいは別の通信講座で対策を行いましょう。


2位 Z会

Z会中学

定期試験対策 ★★★★☆
高校受験対策 ★★★★★
月額の受講料 ¥2,560〜¥20,700

難関高校の受験に一番強いと言われているのが、このZ会中学コースです。
Z会は教室もあり、予備校としても知られています。

Z会には下記二つのコースがあります。

  • 進学コース
  • 特進コース

進学コースは私立・公立上位校をめざす中学生向け。
特進クラスは最難関高校を目指す中学生向け。

Z会の一番の特徴は、普段の普段の定期試験対策や基礎学習ではなく、学年に関わらず受験を意識した学習ができると言う点。
中1からZ会に入っておけば、中3の1年間はまるまる受験勉強に費やすことができます。

もちろん中2や中3からでも大丈夫。
学校の授業を先取りし、中1からやっている同級生にも追いつくことができます。
難関高の受験を意識するのであれば、Z会はとてもおすすめ。

そのため問題が高レベルなものも多く、本人のやる気がないと続きません。
受講料も1教科あたりで受講料がかかってくるため、他の通信講座よりも高額になります。

まずは体験コースに申し込み、もしそれで学習意欲に火がついたらはじめてみることをおすすめします。


3位 スマイルゼミ

スマイルゼミ中学コース

定期試験対策 ★★★★☆
高校受験対策 ★★★☆☆
月額の受講料 ¥5,980

スマイルゼミの特徴は教科書準拠に則った教材を使用していることです。
教科書の内容を繰り返し学習し、定期試験での成績アップを目的とした中学生の方には非常におすすめ。
内申点による推薦入試を目指すのであれば、スマイルゼミは非常に最適です。

解説もとても丁寧でわかりやすく、難しいところも理解できるようになります。

またスマイルゼミはタブレット学習にも力を入れています。
1講座15分ででき、いつでもどこでも学習ができます。
アニメーションなどを使った動きのある解説で、覚えやすいのも特徴。

毎日少ない時間の学習でもしっかりと効果が出せるように工夫を凝らしたカリキュラムを組んでくれています。
推薦での高校受験合格を目指す中学生の方は、スマイルゼミがもっともおすすめです。


4位 スタディサプリ

スタディサプリ

定期試験対策 ★★★☆☆
高校受験対策 ★★★☆☆
月額の受講料 ¥980

スタディサプリはスマホのアプリだけで学習できる全く新しい形の通信教育です。

教材などの提供は一切なし。
教科書を見ながら、10〜20分程度の授業動画を見ながら学習を進めていきます。
もちろん再生回数などに制限はなく、苦手な授業は何度も見て復習することができます。

授業を行うのも有名予備校講師ばかり。
魅力的な話術とわかりやすい解説によって夢中で勉強していくことができます。

また受講料が圧倒的に安いのも魅力。
月額一律980円と、なんと平均的な通信教育の受講料の1/3!

「動画だけの学習で高校受験は大丈夫なの?」と不安になりますが、実際にスタディサプリでの学習のみで合格した人の体験談なども紹介されています。
ただし「いつでもどこでもできる」ために、「あとでいいや」などとサボりがちとなってしまう場合も。
自主性が求められるので、人によっては合わない場合もあります。

まずは公式サイトで公開されている一部の授業動画を視聴してみましょう。
大人でも見ているだけでとても面白いです。
今なら14日間の無料体験も実施中!
その期間で勉強が進められるようであれば、ぜひスタディサプリを使ってみてください。


5位 デキタス

デキタス

定期試験対策 ★★★☆☆
高校受験対策 ★★★☆☆
月額の受講料 ¥4,000

デキタスもオンライン上での学習がメインの通信教育です。

レベル別に問題が分かれており、正解しないと次の問題に進めないなどゲーム感覚でできるのが特徴。
また全国のデキタス会員と成績を競い合うことができるなど、オンライン学習ならではのサービスが豊富です。

親しみやすいイラストのキャラクターの解説で、わかりにくい箇所も理解しやすいよう工夫されています。

ただし若干ゲーム色が強いため、飽きてしまう中学生も多いですね。
また内容も基礎的なものが多くなっています。

学習の楽しさがわかるきっかけにはなるため、これまで一切自宅学習をしてこなかったという人にはおすすめ。
こちらも体験ができるので、その期間内で判断してみてください。
資料やサポート体制などを把握してから、本格的な受講を申し込みしょう。


まとめ

従来のテキストだけでなく、ユニークな通信教育も多くなってきています。
どちらが合うかは、本人次第です。

いくら評判が良くても、テキストのレベルや受講する目的が異なれば、通信教育を受けさせても能力はあまり向上しません。
塾や予備校選びでも同じですが、本人の意志が一番重要。
まずは通信教育を受ける目的をはっきりさせてから、どこにするか決めましょう。

改めておすすめの通信教育は下記になります。

  • 進研ゼミ
  • Z会
  • スマイルゼミ
  • スタディサプリ
  • デキタス

それぞれ無料体験や資料請求ができます。
気になったものから順番に申し込みをしてみてくださいね!

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